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❅·̩͙4 ページ4

半ば引きずられて来たカラオケに
先に男性陣3人が到着していた。



『あ!ほんとに来た笑』


「当たり前でしょ、蓮くんと遊ぶためなら」


「…2年の目黒蓮です」



目黒蓮の胸元にも輝く黒の雪の結晶。
…やっぱり白雪なんだ。



それにしても確かにイケメン。
類を見ない…
今まで見た人類の中で一番顔が整っているかもしれない。



リオンとアンナは既に目黒蓮に夢中。
もう1人紫の雪をつけた誰かさんはその中に混じって
楽しく談笑しながら部屋に行こうとしている。



よし。もう私の役目は終わったはずだ。
青色の彼の姿が見えなくなったがその隙に。



『帰ろうとしてんだろ』


「わっ、」



振り返ったら、仁王立ちの渡辺がいた。



『だめだよ。遊ぼ』


「…やだ。帰りたい」


『あいつらだけにいい思いさせるかよ』



腰を押されて無理やり個室へ。
既に席は決まっていて目黒蓮を挟む形で女2人が座っていた。



「ねぇなべ、さすがの俺でも心折れそ」


『Aちゃんの隣座れば?』


「…は、名前なんで」



そっとリオンを指した渡辺。
大バカ…



結果的に渡辺と紫の雪に挟まれることになった。
デンモクには次々と歌が入れられて
徐々に場が温まっていく。



リオンとアンナが上手いのは知ってたけど
名前の知らない彼も目黒蓮も割とめっちゃ上手い。



渡辺が入れた曲が回ってくる。
知らない曲だったけれど
彼が息を吸い込んで1行目を口にした瞬間
昨日とは違う鳥肌が立った。



上手いだけじゃなく綺麗だった。
聴いていて心地よく、化粧水のように脳内に浸透する。



どんなに手を伸ばしても追いつけない女性を想って
かかれたのだろう歌詞。
気がつけば渡辺をじっと見ていた。



彼はこんな恋をしたことがあるんだろうか。
だからこんなに切なく歌えるのか。



「 なべ、上手いっしょ。聴き惚れちゃうよね 」


「…うん。すごい」



終わっても、歌ってる姿が脳裏に焼きついていて
余韻から抜け出せなかった。

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hrr - おもしろくて一気読みしました!続き楽しみにしています! (4月10日 14時) (レス) id: 5934ce0412 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カジャ | 作成日時:2024年3月20日 19時

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