＃４７(W) ページ47
W side
深「飲みいくか」
『男に慰められんのキツいって』
憎まれ口を叩く俺を鼻で笑って一歩先を歩くふっか
『俺、失恋って初めてだわ…』
深「今までのツケが回ってきたんじゃね」
『そうかもな…』
深「ふっ、冗談じゃん」
『朝まで付き合えよ』
吹っ切れたわけじゃないけどスッキリした気持ちで会社に行けるようになった
『ちょっといい？』
Aがいない隙に佐久間に声をかける
佐「あ、はい」
会議室に入ると先に頭を下げる佐久間
佐「あの、すみませんでした」
『え』
佐「渡辺さんも辛かったはずなのに、あんな事言って」
『俺の方が悪かった、お前の気持ちも考えずに軽率なこと言った』
Aのこと頼む、とかほんと何様だよな
『Aと向き合う機会くれてありがとな』
佐「俺…弱ったAにつけ込んで、ずるい事したなってずっと思ってて、」
『だから、Aを俺のとこに…』
佐「Aが幸せでいてくれるなら、隣にいるのが俺じゃなくても良かったんです」
俺と佐久間は似てるんじゃねぇかなって思ってたけど全然違う
なにもかもこいつの方が…
佐「でも、Aのことを笑わせられるのも幸せに出来るのも俺しかいないって、今なら言い切れます」
『俺にちょっと揺れるかと思ったけど全然だったわ』
余裕そうな佐久間を焦らせたくて挑発してしまう俺はまだ全然大人じゃない
佐「え？」
『俺の気持ち知っても全く』
佐「え！？…好きって？言ったんですか！？」
『そろそろ戻るか〜』
佐「いや、ちょっ！どんな風に言ったんですか？え！待って！」
後ろでやいやい言ってる佐久間とオフィスに戻ったもんだから、Aがソワソワしている
大丈夫だよ、と声をかけAの頬を撫でる佐久間
俺の挑発に乗ってかAは自分のものだと見せつけてきてるみたいに
深「佐久間いい加減にしろよ」
佐「うぇ！？」
深「会社でイチャつくな」
佐「え！？そんなつもりじゃ、」
深「んじゃ俺もAのことそんな風に触ってもいいんだな？」
佐「はぁ！？ダメに決まってるでしょ！」
「佐久間、しー！」
佐「うはぁ、しー」
人差し指を口に当てて注意するAを真似る佐久間
子どもかよ
Aは年上の俺に見合うようにって、いつも気を張ってたような気がする
俺もAの前では大人の男を演じるのに必死だった
等身大の俺でぶつかってれば未来は違ってたのかもしれない、
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M(プロフ) - 咲里以さん» 見守ってくださりありがとうございました！佐久間さんに追われるのがまたポイントですよね🤦🏻♀️咲里以さんとのご縁に···💐 (2022年4月30日 20時) (
レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - miku mさん» ありがとうございます！憧れますよね···！佐久間さんに追われる話を書きがちになっちゃいます🥹 (2022年4月30日 20時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
咲里以 - 完結お疲れ様です！！私は断然！追われる派です！！！素敵なお話ありがとうございました！！花束私も待ってます← (2022年4月30日 17時) (レス) @page50 id: d6172fab00 (このIDを非表示/違反報告)
miku m(プロフ) - お疲れ様でした。私は追われる恋に憧れます。 (2022年4月30日 15時) (レス) @page50 id: b2de02ad3f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 咲里以さん» 初めまして！嬉しいコメントを頂きありがとうございます😭💓スローペースですが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月13日 17時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2022年3月11日 22時
