＃１８ ページ18
いまだに手を繋ぐ以上のことはされていない
自分がこんなことで悩む日が来るなんて思ってもなかった
唯「え、うそでしょ？」
唯の反応からするとやっぱり普通じゃないんだ
『家まで送ってくれても、あっさり帰ってっちゃう…』
唯「Aのこと大事にしたいからじゃない？」
そういうの、よく聞くけど、ほんとにそうなのかな…
『でも、キスすらされないんだよ、？』
唯「うーん、、」
『…もう、私のファーストキス唯が貰ってよ』
唯「何言ってんの笑」
翔太くんはそういうことにきっと慣れてるはず
でも、されないってことは、、
渡「んじゃあな、また明日」
『…』
渡「A？」
『翔太くん、私って、魅力ないですか？』
渡「は…？」
やばい、ストレートに聞きすぎた
『ごめんなさい、なんでもないです、じゃあ、』
恥ずかしくなって逃げたいのに手首を掴まれてしまう
渡「ちょ、どういうこと？」
勢いで言っちゃったけど、どうしよう、
渡「大丈夫だから、思ってること、言ってみ？」
顔をあげると心配そうに覗き込まれる
『…翔太くんは、その…キス、したいとか、思わないのかなって、』
渡「え？」
あぁ、言っちゃった、、絶対困らせてる、、
なんか、自分が惨めになってきた
泣きそうになって俯くとふわっと翔太くんの匂いに包まれた
後頭部と背中に手が当てられ優しく撫でてくれる
渡「そんなん、したいに決まってんだろ」
『え、』
渡「でも、手を繋ぐのも初めてだったAに、どこまで触れたら怖くないのか、って考えたらなんも出来なくなった」
うそ、そこまで、考えてくれてたんだ、、
渡「こんな大切にしたいって思ったのAが初めてだから俺も分かんねぇの」
『翔太、くん、』
渡「不安にさせてごめんな」
『っ、私のほうこそ、変なこと言ってごめんなさい』
身体が離れたのに顔は目の前にある
顔を傾けた翔太くんが近づいてくる
瞼を閉じると唇にふにゃっとした感触があった
どれぐらいの時間が経ったのかは分からない
キスって、こんなに幸せな気持ちになるんだ、、
唇に触れている感触がなくなり目を開けるとまだ翔太くんの顔が目の前にあった
ちょっとでも動いたらもう一度唇が触れてしまうぐらいの距離
その距離のまま見つめられ動けなくなる
渡「もっかい、していい？」
『、はい』
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M(プロフ) - 咲里以さん» 見守ってくださりありがとうございました！佐久間さんに追われるのがまたポイントですよね🤦🏻♀️咲里以さんとのご縁に···💐 (2022年4月30日 20時) (
レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - miku mさん» ありがとうございます！憧れますよね···！佐久間さんに追われる話を書きがちになっちゃいます🥹 (2022年4月30日 20時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
咲里以 - 完結お疲れ様です！！私は断然！追われる派です！！！素敵なお話ありがとうございました！！花束私も待ってます← (2022年4月30日 17時) (レス) @page50 id: d6172fab00 (このIDを非表示/違反報告)
miku m(プロフ) - お疲れ様でした。私は追われる恋に憧れます。 (2022年4月30日 15時) (レス) @page50 id: b2de02ad3f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 咲里以さん» 初めまして！嬉しいコメントを頂きありがとうございます😭💓スローペースですが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月13日 17時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2022年3月11日 22時
