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過去編 長くなったらごめんなさい……！
ＮＯside
松村「Aー？任務入ったー」
とある昼下がり。
北斗がさっき師匠に頼まれた任務を持ってAを呼ぶ。
松村「……何ぼーっとしてんの？なんか見えてる？」
縁側に座ってAは空を見上げていた。
北斗はそんな様子のAの横に座った。
Aはいわゆる不思議ちゃんなので、今更疑問に持つまでもない。
つまりさっきのは北斗なりのジョークだった。
松村「これなんだけど……」
『……食べたい』
松村「は？食うの……？」
『酸辣湯麺食べたい！食べいこ北斗！』
松村「だから任務入ったって言ってんじゃんw」
勢いよく急に立ち上がったA。
北斗はずっとそんなこと考えてたのか、しかも和食じゃなくて中華ってwと地味にツボった。
森本「えー！A中華食いに行くの！？俺も行く！」
たまたま後ろを通り過ぎようとした慎太郎が小走りで近づいてきた。
Aはよく分かってるじゃないかとでも言いたげに深く頷く。
『慎太郎、ジェスも誘うぞ』
森本「じゃあ樹と高地ときょもも！北斗も行くっしょ？」
『SixTONES全員で中華料理屋に乗り込むしかないぜ…』
風磨「そ、の、ま、え、に。敵のアジトに乗り込もー」
『げぅ……兄さん……』
風磨「げぅってw蛙かよ！さりげなく誤魔化そうったってそうはいかないぞ？」
慎太郎を上手く乗せることで任務を回避しようとしたAの陰謀は実の兄、菊池風磨によって阻止された。
Aと同じように立ち上がった北斗が受け取ってきたバインダーでAの頭を軽く叩いた。
松村「風磨くんの言う通りデース。引きずっても連行しマース」
『嫌だぁッ！私は酸辣湯麺を食べるという重大な任務を課されたんだっ！』
風磨「師匠もSixTONESも誘っとくからw行ってこい」
『！本当に！』
風磨「はいはいw」
流石は兄といったところか、Aを上手く乗せた。
まだ当時の詰めが甘いAは最早任務に行く気だ。
『SixTONESとSexyZoneと嵐！全員絶対。お代は兄さん』
風磨「はぁ！？ふざけんなよ！」
『師匠が風磨がいる時は風磨に払わせろって』
風磨「あんの人はァ……！」
だが、結局は妹に甘い兄は払うのだろうなと、居合わせている北斗と慎太郎は察した。
風磨「はぁ〜……分かった、とりあえず行ってこい」
『北斗行くぞ！』
超乗り気のA。森本は呑気に行ってらっしゃい！と手を振る。
Aと北斗はバイクに乗った。
後の悲劇も知らず。
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作者名：あられくん | 作成日時：2023年11月13日 16時
