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田中side
Aがここまで蝕まれてるのを見るのは久々だった。
それこそ、あの日以来、見てない気がするわ。
北斗の事案以外は確証がないことだつて、頭のいいAがわかってないはずがない。
わかってる上で、認めたくないんだ。
北斗を傷つけたあの人を犯人にすることで現実から逃げようと必死になってる。
京本「A。もう、逃げられないんだよ」
SixTONES-京本「！！！！」
ここできょもが現実をAに見せた。
正直、北斗が言うと思ってた。俺はね？
京本「あの日に何があったのか。真犯人は本当に、彼なのか」
『あいつしかいないだろ！？他に誰がいるんだよ！！』
ﾊﾞﾝ!
激しい音とともにAは立ち上がった。
拳を握りしめ、飲んでた酒の水面が揺れる。
京本「そういう決めつけた思考！Aの悪い癖だよ！！」
森本「きょもも落ち着けっ」
今にも取っ組み合いを起こしそうなAときょも。
慎太郎がきょもの腕を掴んで阻止した。
『だって！！あいつのせいで二度と北斗とバディって呼ばれなくなった！！ルーキー最強の2人があの一夜で終わったんだ！！』
京本「北斗と師匠たちが関連あるかわかんないって話じゃん！！」
『だから分かりきってるって！！』
京本「決めつけるから！！決めつけるから見つかんないんだよ！！」
『っ……！』
思い当たる節があるようで、Aは言葉を詰まらせた。
きょもは苦しそうに顔を歪めて言った。
京本「俺だって、あれはあの人の仕業って思いたい。だって、1番楽な道なんだもん。けど、それじゃ話は発展しない。Aも分かってるでしょ？それで逃げてるじゃん。あの日から、AはAじゃないよ。 Aって名乗るだけの偽物かなんかじゃない？ ……俺が一緒に過ごしてきたAは、天然ボケで ……師匠が嫌がることを、絶対にやらない人だよ。今のAは、師匠が嫌がること、フルコンでやってるじゃんか。そうやって決めつけで逃げること、師匠は大っ嫌いだよ」
きょもがかます正論。
Aは初めて見るレベルにはタジタジだった。
……自分が1番、理解してるから。
松村「……近々、任務の通達をする。指名入ってるから。
Aと、Snow Man。
でも、まぁ、受けるか受けないかは、Aに任せる。
今の状態で行かせてもいい事なさそうだし。
ただし、大型の任務だから。それだけ分かっといて」
『……あぁ、ひとまず帰るよ』
文字数……！！
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作者名：あられくん | 作成日時：2023年11月13日 16時
