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Aside
SnowManは期待以上だった……？
そんなことを知って、何を企んでいるんだ。
……読めない、アイツ、だけは。
桃「か、母ちゃん……？大丈夫……？」
大介から声をかけられてハッとした。
ヤバい、昔に戻ってたかも。
____約束したのに、師匠と。
紫「あれって……お兄ちゃんって、母さん……」
『なんでもない。きっとあいつの幻想の戯言さ』
紫＆桃「……」
私が黙ると期待とともに、不安を煽る。
師範である私が、愛弟子を不安にさせることなどあってはならない。
緑《あっ先生！辰くん、大ちゃん！！》
桃「亮平！？」
緑《繋がったぁ良かった……》
内ポケットに潜ましていた無線機から亮平の声がした。
辰哉と大介はチラチラと私の顔を盗み見てる。
私はあえて気づいてないフリをした。
緑《何でかわかんないけど、みんなの発信機が移動しだしたよ！今樹くんが家に来てるんだけど、一緒に確認してるから間違いない！》
田中《やほー、A。みんな店から出たっぽいよー》
『そうかい、良かった』
田中《……何、会ったの》
樹の問いかけは最早疑問形でもない。
分かりきったことを聞いてる感じだった。
……SixTONESにはバレるか。
『まぁ、ね』
田中《……後で、SixTONESに来いよ。
今の話しとく。そうなるときょもとか北斗も話したいことあるだろ》
『ん、ごめん』
田中《謝んな、無事帰ってこい。
他のメンバーは照に車出させた》
『ありがとう』
田中《珍しく素直だな》
樹は小さく笑って無線を切った。
あーあ、北斗の小言が確定じゃあないか。
憂鬱だなぁ。
桃「母ちゃん、俺……助けるよ。母ちゃんが困ってんなら」
『………』
無言で、ポスンと大介の頭に手を置いた。
擽ったそうに目を細める。
隣で辰哉も見つめてきたから反対の手は辰哉お頭に置いた。
これから、もっと大きな事件が待ち構えてる気がする。
……ひとまず、一件落着か。
『帰ろう、家に』
桃「……まま、俺は、何があっても、まま、大好きだよ」
紫「俺も」
……何だかんだ、この子達にも私は叶わないのかもな。
『ありがとう、私もお前たちが自慢の弟子だよ』
弱々しく抱きついてきた2人が普段より幼く見えた。
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作者名：あられくん | 作成日時：2023年11月13日 16時
