SnowManの最強の先生はちょっと奇人 (ページ19)

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橙side

橙「ここ、どこやねん。ホンマに……」

こーゆーのええて！！？？
求めてへん！！

橙「蓮〜……どこおるん……！」

おかんに連絡取ろうも携帯は蓮が持ってはる。
仕事用は兼用やもんなぁ……。
プライベート用は落としたら嫌やから置いてきてもうた……。
亮平が気づけばええんやけど、寄り道程度にしか思わんかも知らん。

……さっきまで、蓮と俺は仕事をこなしていた。

数十分前〰︎︎

橙「蓮！また無茶しよって！！怪我増えてまうやん！！」

黒「えー。結果オーライだしいいじゃん」

橙「ちゃうわアホ！
蓮が怪我すると謎にラウールに怒られんねんもん！」

黒「まぁまぁ。ラウールの怒りを肩代わりしてよ？」

橙「ちょっとは怪我しない努力すればいいんちゃうん……」

黒「でも康二は何だかんだ手当してくれるよね
今日もありがとー」

橙「最後や！！今回で最後！！」

黒「w……っ、康二！伏せろ！」

「あー、想像よりすぐバレたわ。兄貴ごめん」

「……別に、連れ去れば問題ないだろ」

「確かしー？？黒い方だよねー、標的」

「ん、オレンジは雑魚いからいいとボスが仰っていた」

黒「……黙って聞いてりゃペラペラと」

「あ？」

黒「攫うんだか何だか知んないけど、俺も康二もそんな弱くねぇしw」

橙「ちょっ、何言うてはるん蓮きゅん！？俺は弱いわ！！」

黒「康二は黙って」

「兄貴、こいつウザイ。殺そ？」

「ボスの命令を無視するな。とっとと済ませろ」

黒「うるせえな！！」

橙「！！蓮、あかん！！コイツら下調べしとる！！
BLACKの武器分かっとる！！」

黒「クッソ……！！」

橙「逃げるしか道はあらへん！！」

黒「悔しいから逃げない！！」

橙「ほんまにアホやん！！」

「もう遅い♡」

橙「っ、蓮！！」

黒「こ、うじ……」

橙「っ……！！」

そうやった、蓮だけもっと運ばれたんや……。
俺は適当に投げられて……。
何や、腹立つな←

でも、それどころちゃう。
1人なら、怖くて、怖くて。絶対逃げ出してる。

『康二は助けたいって想いが人一倍強い。
それは絶対に自分の財産になる。誇りを持つべきだよ。
助けたい、だから逃げない。
時にその思いは、シンプルな強ささえも上回るだろう』

蓮を助けなきゃ。
見捨てたらあかん。

俺は、SnowManのORANGEやもん。
ちゃんと、SnowManの一員なんやから。

黒いゴム手袋を手にはめて、武器を持った。

橙「反撃や」