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Aside
『はてさて……』
リアルタイムでやられてるには、今すぐ対処しないとねぇ。
少し面倒くさくはあるけれども。
私はしばらく車を走らせてある場所につく。
松村「いらっしゃい。今日はなんの用」
北斗め、もはや私の方を見向きもしないじゃあないか。
天下の濁様だと言うのに。
だが、何だかんだ言って優しい北斗はグラスを拭く手を1度止めて私に視線をよこした。
『亮平が発信機の示す場所がおかしいって。
……本当にもしかしたら、アイツが動き出したのかも』
松村「……は？そんなの、有り得ないでしょ。
snowmanを狙う動機がない」
『さあね。アイツは陰湿だししつこいよ』
松村「……今、仮眠室に樹いる。叩き起して手伝わせれば」
『……ふ、ありがと』
すると北斗は無言で厨房に姿を消した。
照れ隠しかい、初心だね⇚
一方で私は北斗に言われた通り、仮眠室に向かって樹を叩き起した。
調べ物を手伝わせる。
田中「ふぁーあ……俺寝起きなんだけど……」
『ほら、今日の組み合わせ資料』
田中「聞けよ」
今日の任務の組み合わせは
辰哉＆照(いわふか夫妻)
大介＆ラウール(大介はラウールの護衛)
翔太＆涼太(ゆり組)
蓮＆康二(蓮は怪我が酷いことが多いから)
田中「あー、そーゆー組み合わせね」
樹は頭を掻きながら資料を一瞥して、あー、とボヤいた。
田中「亮平の言うことが元のペアといないってことなら合ってる。
発信機で見る限り辰哉と大介、照と蓮、翔太とラウールで涼太と康二は1人」
『あー、でもまっすぐ帰ると思うけどねぇ』
田中「康二大丈夫かなー。あの寂しんぼは。
……1人で勝てんの？」
『私が防御力ゼロの稚魚を戦場に送り込むとでも？
まぁ本人は戦える自覚がないようだが』
田中「なにそれ天才じゃん」
それに、今までも寄り道してきたケースなんて彼らには無い。
そもそもあの寂しんぼの康二が人と離れるかってんだ。
まぁ、あの子らはつくづくいい子だよw
田中「んー、俺はわかんないけどさ、寄り道じゃね？」
『？なぜ？』
田中「だって分布は案外全員近く。それにさ____」
風俗街だぞ？
……そうきたか、"兄さん"
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作者名：あられくん | 作成日時：2023年11月13日 16時
