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夜ふかし ページ15

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佐「Aちゃんこっちおいで〜」



さっくんにチョイチョイと手招きされておっきなテレビの前に座る。



佐「シャチぃ〜ちょっとごめんねぇ」



これまたニャオン…とちょっと眠たそうな声色でお返事をしたお利口な猫ちゃんはさっくんが隣に座ってもソファーから退くことなく、なんならさっくんのお膝の上に移動してまたスピスピと気持ち良さそうに眠ってる。



「可愛いねぇ…」

佐「でっしょー?佐久間のこと大好きなんだから」

「いいなあ…」



猫ちゃんの眠りの邪魔はしたくなくて私はソファーの下のラグに座らせて貰っていると、トテテ…とどこからともなくやって来たツナさんが当たり前かのように私の膝に乗って来た。



「えっ…!」

佐「あーツナは人懐っこくて…
なぁに。Aちゃんのこと気に入ったの。」



「おまえ見る目あんね〜」ってさっくんが笑った。
ぐるぐる鳴る喉を恐る恐る撫でると気持ちよさそうに目を細められてキュンとする。



佐「お風呂空くまでオススメのアニメつけたげる!」

阿「それ佐久間が観たいだけでしょ」

佐「バレた?」



いつの間にかゆるっとした部屋着に着替えた阿部さんがノートやらペンケースを持ってダイニングの方のテーブルに座った。



佐「今から勉強ー?」

阿「うん。漢検に向けてね」

「へぇ…漢検…」
 


保育のことなら学びは尽きないけど…改まって勉強なんて暫くしてないや。
だってほら、難しい英語も数学の公式も漢字ですら子どもたちに教えることなんて無いに等しいから。



佐「阿部ちゃんは中学校の先生なんだよ」

「めっちゃぽい…」

阿「あはは ほんと?
そういえば自己紹介もしてなかったね…
阿部亮平です。担当科目は理科。
よろしくね、Aちゃん。」



「こんな字だよ」ってノートに書いて見せてくれた。
字がとんでもなく綺麗…



佐「照は消防士でふっかは小学校の先生やってんだよ」



そういえば慎太郎くんも中学校の先生って言ってたな…顔見知りだったりするんだろうか。



佐「あとはー涼太が居酒屋やってて、康二がそこで働いてる!康二は週に何回かカフェでバリスタもやってんの!ほら、あられ公園の近くの…」

「あ!休日の朝いっつも行列出来てるとこ?」

佐「そーそー!パン屋と合わさってるとこ!」



あそこのクロワッサンが絶品だって噂には聞いてたけどなかなか行けてないんだよね…
そういえばたこ焼きパンっていうのもあるらしい。
コージさんの関西弁が過った。

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あむ(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます!暖かいお言葉嬉しいです^ ^更新がんばります! (3月27日 13時) (レス) @page34 id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お話の流れと展開が好きです (3月26日 21時) (レス) @page36 id: 5ebabfabca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あむ | 作成日時:2024年3月18日 23時

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