テディ奮闘日記

3日目寮内エンカウント？ ページ9

♡


疲れた…なんでこの学園は派遣なんて制度があるのだろうか…


『え？テディが派遣に？！どこにですか？』

「あぁ、森にトレントが大量発生していてね…
火属性の魔法使いをかき集めているんだ」

『……へ？』


そこらは地獄だった森に連れていかれ属性魔法を使えるだけ使わされて…もう魔力もカラッカラ…トレントは一応片付いたけど派遣が長引いて寮の門限ギリギリだったし、、


『＿！疲れたぁ…もうむり……ラウンジ誰もいないし……でも1人孤独なテディも可愛い…』

「わっ！！」

『わっ、？！…だれ！！？』

テディには及ばないけど可愛い女の子…背丈的に同級生か……？いや、この学園だと身長は関係ないか…


「え！ごめんねそんなに警戒しないで！貴方も人形とお喋りしてるのかなって思って…それに疲れてたみたいだから驚かして疲れをほぐそうと…ね？」

『あ、そうだったんだ…ごめんねテディ今日派遣で一日中戦闘してたからピリピリしてたんだ
テディは1年生、テディ・メルダって言うんだ、君は？』

「一日中？！お疲れ様だったんだね…
わたしも同じく1年生、マオ・メイビー、でこっちが人形のぬいちゃん！」

そう言って笑顔で彼女が見せてきたのは少し不格好で大きな人形だった


『ぬいちゃん…それは魔法？使い魔？』

「使い魔なんだよ！…できることは少ないんだけど………でもね、本当にいい子なんだよ！」

『……汚れが見当たらない…大きなぬいぐるみはいつの間にか汚れがあることも多いのに……大切にしてるんだね！』

「うん！だってわたしのいちばん長い付き合いの友達だもん！テディも使い魔がぬいぐるみだったりするの？」

『いや、テディは使い魔ではないんだけど……テディの宝石魔法は人形を操るから、人形を持ってるってだけだよ！』

「え！人形を？！…凄いなぁ、わたしはまだ宝石魔法が使えないから……もしかしてぬいちゃんも動かせれるのかな？」

『んー、どうだろ……自我があるものはほとんど操れいんだけど動かすくらいならできるかも、出番だよ、動き出せドール・マニピュレイト』



「わ、ぬいちゃんが立ってる！テディの宝石魔法凄いね！わたしもこんな宝石魔法だったらいいな〜！」

『きっとマオならできると思うよ！テディお風呂時間だから言ってくるね！また話そ！』

「うん！じゃあまたねテディ！」

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