テディ奮闘日記

つづき ページ2

♡♡

うん、見てたよ、だけど男かは関係ない

だって今の君は可愛いのだからね


「え……」

同様と妙な心拍数で魔法の集中も切れてしまった


「アリア！こんなところにいたんですね、寮長は早く集まれとの教員からの指示ですよ」

「エル…わかったよすぐに行こう、またね『可愛い』子」


「ナンパしないのっ！あと1年生はあちらですよそれでは」

「ナンパじゃないからねエル？！」




ボクは綺麗にされた床にへたれこんだ

「可愛い……」

アリア先輩の言葉が頭にこびりついて離れない
言われ慣れてる言葉なのに＿


「なんでこんなに顔が熱いんだろ…」

母から言われるのとも
姉から言われるのよりも、ずっとずっと

嬉しかった……

なにか違ったんだろ、声？顔、？
いやきっと気持ちだ、アリア先輩は
”テディ”にじゃなくて、”ボク”が可愛いと思って言ってくれたんだ……



気持ちが昂って落ち着かない、
変身魔法も使えない、
いつも持ってるぬいぐるみすらまともに持てない

「好き………」

フルネーム、なんて言うんだろ…

そこからの行動は早かった、落ち着いて変身魔法を使い寮内の人に沢山話を聞いた、あと皆にこの質問をした


「あと、テディ可愛い?」


ほとんどの人は可愛いと言ってくれたがやっぱり
アリア先輩が言ってくれたのと比べたら全く嬉しくない


アリア・リファール先輩、2年、アメシスト寮寮長去年グローリアーズに加わった優秀な生徒、2属性持ちで風と光……女性…


『じょ、女性！？』

「突然どうしたんだメルダ！？」

『あ、いやすみません……その先輩はアリア先輩の好みのタイプ知りませんか？』

「いや、全く知らないな…あ、でもあいついつも近くにアメシスト寮の無属性の女がいるな…結構可愛いしなんと言っても優しいからな、そういう女が好みなんじゃねーの？」

『女…？』

アリア先輩は女の子が好きなの…？
可愛くて、優しい…無属性なのは関係ないよね…？

なら……！


『テディも可愛くなる！』

「ほんとにどうしたんだメルダ…」



その女からアリア先輩の近くを奪い取ってやる…

よしっ！




今日のテディは可愛いよね!

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